大阪府の茨木市にあるおしゃれな理容室「BLUE.」

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9:00~20:00
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僕の仕事の道具(ハサミ編)


こんにちは!

今日は僕たちの使うハサミ、(シザーと言ったりもしますが)について書いてみようかなと思います。

まずはこれが僕の持っている全ハサミです。

初めて数えましたが、新旧合わせて全部で19丁ありました。

すべて現役ではないのですが、ちょこちょこ買い足していってるうちに、

気が付けば少しずつ増えていってましたね。

理容師暦20年以上経っているので、これが多いのか少ないのか分かりませんが、

多分、持っている理容師の方だと、もっと持っているだろうと思います。

そしてこのハサミが記念すべき、僕が最初に買ったハサミです!

栄達っていいますw

右も左もわからないまま、師匠にオススメして頂いて購入しました。

最初はこの一本で頑張っていましたね。

お世話になりました。

今はこんなに増えたハサミですが、全部使っている訳ではなく、今使ってる物と、それを研ぎに出している間に使うスペアがあります。

従業員として働いてる時は、師匠にハサミを研いでもらっていたので、スペアの事なんて考えた事もなかったんですが、

BLUE.をオープンして、あっ、スペアいるやんとなって、急遽、何丁か買い足したのを覚えています。

今も書きましたがハサミって研ぎに出しているんですよ。

年配の理容師の方達は、ほとんどの方がご自身で研いだり出来ると思いますが、最近の若い人達は、研げない人達の方が多いんじゃないでしょうか。

とゆうのも昔はハサミを買った時点では、調子が今ひとつで、自分で研ぎながら調整していって、

良いハサミに仕上げていく感じだったみたいです。(師匠談)

今はそんな事ないですもんね。

買った時点からキレッキレです。

やっぱり買いたて、研ぎたてって凄い切れ味で、自分の手を切ってしまうのも、この時が一番多いですw

僕が普段カットで使うハサミはセニング(すきバサミ)を除けばこの4本。

それぞれ特徴があって、一番右の小さいのはベースカットに使う小回りの効くタイプ。

右から二番目は刈り上げ全般に使う物。

後の二つは仕上げ用で刈り上げの面を整えたり、刃先を使って細かい作業をするように使っています。

まさに適材適所。

それぞれの特徴を生かしてカットしていきます。

僕がこの業界に入ってから道具が進化していってると、前に書いた事がありましたが、

ハサミもいろんなバリエーションの物が出てきました。

その中でも特にバリエーションが増えたのがセニングシザー。

いわゆるすきバサミってやつです。

僕が持ってるすきバサミです。

写真では分かりにくいですが、それぞれ微妙に違うんです。

すきバサミは刃の片側がクシ状になっていて、そこにかかった髪の毛が切れるとゆう構造になっているんですが、切る側の刃はほとんど同じで、

クシ側にいろんな工夫がされて事が多いです。

僕のセニングをアップして見てみましょう。

クシの幅、目の数も違うし、右がクシになっている事もあれば、左がクシになっている事もあります。

一番右はオーソドックスなすきバサミ、一番使う事が多いです。

真ん中は刈り上げに使ったりするタイプで、めちゃくちゃすけます。

すけるとゆうより切る感じで、どっちかとゆうと普通のハサミに近い感じで、柔らかく刈り上げたい時に使ったりします。

そして一番左はクシ目の数が多くて、真ん中のとは全然違うすけ方をしますが、これもいっぱいすけるタイプ。

毛量の多い方や剛毛の方の髪の毛をすく時に活躍します。

ここに紹介したのはほんの一部で、すきバサミは本当に種類が多いハサミです。

これだけすきバサミが増えたのは、やはりヘアスタイルの変化が関係してるのではないでしょうか。

僕がこの業界に入った頃は、まだヘアワックスなどなく(いつから働いてるのw)

ムース、ジェルなどでセットするヘアスタイルが多かったですが、ヘアワックスの時代に入り、軽いヘアスタイルが主流となり、そのヘアスタイルを作る為に、すきバサミのバリエーションも増えていった気がします。

日本人に多い、太くて直毛の毛髪を、柔らかく、軽いヘアスタイルにするのに適しているハサミがすきバサミだと思います。

いろんな髪質やクセなどでお悩みのお客様もいらっしゃると思いますが、今日紹介させて頂いたハサミを使い分け、

これからも満足して頂けるヘアスタイルを提案していけたらと思っております。